MCP Serverの利用

このチャプターのゴール

  • MCPとは何か、その目的と利点を理解する
  • miiboにおけるMCP連携の基本的な設定方法を把握する
  • 具体的な活用シナリオを理解する

MCPとは

Model Context Protocol(MCP)は、LLM(大規模言語モデル)と外部のシステムやサービスを相互接続するためのプロトコルです。LLMに対して機能・情報・コンテキストを共通仕様で受け渡しできるようにし、外部サービスとの連携を標準化します。
従来はLLMと各種サービスを連携する際、サービスごとに独自のAPIを呼び出したり、連携用のカスタムスクリプトを記述する必要がありました。MCPはこれらの連携を共通化し、個々のサービスや言語モデルに依存しない形での連携を可能にします。

miiboのMCP対応

miiboではWebhook機能を通じてMCP Serverが利用できるようになりました。特に「Zapier MCP」との連携により、数千種類を超えるクラウドサービスとの連動が可能になりました。

Zapier MCP連携での実現例

  • AIチャットの問い合わせ内容をSlackに通知
  • LLMのアクション結果をGoogle Sheetsに記録
  • Google Calendarのイベント情報を参照しながらの会話
  • その他、Zapierが対応する様々なサービスとの連携

基本的な設定方法

  1. miiboで任意のエージェントを作成
  2. 「外部サービス連携」より「Webhook」の設定画面を開く
  3. Zapier MCPの設定を行い、URLを取得
  4. miiboのWebhook設定でZapierのURLを登録
  5. トリガーとなるイベントを設定
  6. 会話のテストを行い、Zapierアクションの発火を確認

詳細な設定手順と実例については、以下の記事をご参照くださご参照ください。

あらゆるサービスと繋がるAIエージェントを爆速開発。miiboにMCP連携機能が搭載されました!

まとめ

MCP対応により、AIエージェントが外部サービスとノーコードで連携できるようになりました。これにより、会話型AIが単に質問に答えるだけでなく、様々な業務を自動化できる選択肢が広がりました。この機能を活用して、より実用的な対話型AIの構築が可能になります。